3 / 38
第3話
タクシーで送迎なんて、結愛ちゃんってお嬢様なんだな。
そんな事を考えながら歩道に向き直ると、そこにはぶつかるほど近くに人が立っていた。
「うわっ! ご、ごめんなさい」
慌てて一歩下がると、意外な声が掛けられた。
「篠崎 崇くん、だね?」
「?」
知らない人だ。
だが、崇と同じ制服という事は、同じ高校に通う生徒。
いや、この顔は……。
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
3 / 38
ともだちにシェアしよう!