俺は大和を腕の中に抱いたまま、ベッドに仰向けに寝転がった。 　大和が俺に乗っかってる形だ。 　そのまま大和のズボンの中に右手を忍び込ませると、ピクリと大和の体が跳ねる。 　俺は弟の双丘の奥の小さな孔の周りをいたずらしてから、指を一本挿入する。 「あっ……伊央利っ……」 　何も知らないような顔をしているのに、大和の体は感じやすくとてもエロい（俺がそういうふうにした張本人でもあるのだけど）。 　俺の愛撫に慣れた体は指の挿入を悦び、ヒクヒクと後孔が痙攣している。 　俺は指で前立腺を刺激してやりながら、大和に問う。 「……ここ、広げて自分で受け入れてみる？」 「ひぁっ……、……えっ……？」 　甘い悲鳴を上げながらも、大和は俺の言った言葉に驚き目を見開いている。 「騎乗位って、知ってるだろ？　あれしてみて。……大和から俺を受け入れて欲しい」 「そ、そんなの無理……無理だよ……ああっ……」 　聞き分けのない子をいじめるように指を二本に増やし、抜き差しを繰り返す。 「あっ……ああっ……やだ……伊央利っ……」 　俺は大和のズボンを下着ごと足首の辺りに落としてしまうと、二人の間で勃ちあがりかけてる大和にもう片方の手を伸ばし、擦り上げた。 「あんっ……伊央利……あっ、ああっ……やっ……」 　後ろと前を同時に刺激してあげながら、俺は大和の耳元で尚も強請った。 「ほら、自分からこれを受け入れて……大和……」 　俺は指を抜くと、制服のズボンの下で存在を示している雄を小さな孔に擦りつけた。 「ダメ。やだ。そんなの無理……」 　大和は涙目になって無理だと訴える。 「仕方ないな……じゃ、自分の太腿の裏を持って脚を大きく広げて」 「えっ……ええ……？」 「俺に大和の隠された場所をよく見えるように。じゃないと大和の欲しいこれ、あげない」 　そう告げながら前をくつろがせ、剥き出しにした雄を大和の後孔にあてがう。 　わざと先端だけ挿入して、すぐに抜いてしまう。 　雄で中を突かれる快感を知っている大和は、すぐに観念した。