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第22話
「斎藤さん、どんなタイプが好みですか?」
「斎藤さん、デートするならどこですか?」
「斎藤さん、俺のことどう思ってますか?」
毎日カツカレーを食べながら、海斗はいろんな質問をしてきた。
「束縛しない人」
「部屋でのんびり」
「レイプ魔」
毎日和風パスタを食べながら、尊は海斗の質問に答えた。
「レイプ魔とか、酷いですよ」
「本当のことだろ」
じゃあ、仲直りしましょう、と海斗は持ち掛けた。
「明日の放課後、俺の家に来てください。そして、思いっきり女子制服着てください」
「お前の家へ?」
「お袋、夜は家にいないんです。俺以外誰も居ないから、気兼ねなく女装できますよ」
「う~ん」
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