22 / 39

第22話

「斎藤さん、どんなタイプが好みですか?」 「斎藤さん、デートするならどこですか?」 「斎藤さん、俺のことどう思ってますか?」  毎日カツカレーを食べながら、海斗はいろんな質問をしてきた。 「束縛しない人」 「部屋でのんびり」 「レイプ魔」  毎日和風パスタを食べながら、尊は海斗の質問に答えた。 「レイプ魔とか、酷いですよ」 「本当のことだろ」  じゃあ、仲直りしましょう、と海斗は持ち掛けた。 「明日の放課後、俺の家に来てください。そして、思いっきり女子制服着てください」 「お前の家へ?」 「お袋、夜は家にいないんです。俺以外誰も居ないから、気兼ねなく女装できますよ」 「う~ん」

ともだちにシェアしよう!