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第23話
悪い話じゃない。
だが、海斗の家に二人きり、という点が問題だ。
「レイプ魔の名は、返上しますから! 指一本、触れませんから!」
「そこまで言うなら……」
尊はその話に乗った。
せっかく買った女子制服、あの一回だけしか着ていない。
しかも、忌まわしい記憶付きだ。
それを、払しょくしたかった。
海斗も、一緒に食事を摂りながら会話をしてみて解った。
こいつは、性根の腐った奴じゃない。
そんな彼の、名誉挽回もしてあげたかった。
何より、気兼ねなく女装できる、という言葉になびいた。
そんなこんなで、翌日ドキドキの放課後がやってきた。
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