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第33話

「あぁ、あ! はぁあ、っあ!」  太く硬い海斗自身が、尊の体内に押し入ってくる。 「痛くないですか?」 「だい、じょうぶ……ッ!」  二度目だからだろうか。  尊は海斗を、すんなりと受け止めた。 (そして……、すごく気持ち悦い……ッ!)  ぐちゅんぐちゅんとローションの鳴る中、抽挿を続ける海斗。  その動きに、尊は狂わされた。 「あぁ! はぁ、はぁ、あぁっ、あぁっ、あぁあッ!」  海斗に併せて、尊も腰を波打たせた。 (やべえ。斎藤さん、悦すぎッ!)  ギリギリまで引き抜くと、行くなと締め付けられる。  奥まで貫くと、内壁がうねうねと絡みついて来る。 「はぁ、あぁ、斎藤さんンッ!」  海斗もまた、我を忘れて尊に溺れた。

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