30 / 33
第30話
「あ、葉月さん。は、づき、さ……」
「痛くない? 雨宮くん。平気?」
ゆっくりじっくり後ろを抜き差しされながら、吉乃は鼻を鳴らした。
「もう……。今は、吉乃、って呼んで……」
「じゃあ、吉乃。気持ち、いいかな?」
「ぅん。あ、あぁ。はぁ……」
江頭のものより太くて長い健のペニスを、吉乃は易々と受け入れていた。
健の動きが、速く小刻みになってゆく。
「あ、あぁ。はぁ、はぁ、あぁん……」
指を噛み、甘くせり上がってくる耐えがたい快感に、吉乃は酔った。
「あっ、あッ、あぁ。んあぁあ!」
腹に付くまで勃っているペニスから、勢いよく精が放たれた。
ともだちにシェアしよう!