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第2話
まずは、当たり障りのない会話から。
響は休み時間を待って、さっそく豊に話しかけていた。
「塚本くん、初めて同じクラスになったね」
「ん? ああ」
「僕、中学で一緒だった、元宮 響」
「うん、知ってる」
塚本くんが、僕の事を知っている!?
これは幸先がいいぞ!
「元宮くん、有名だったからな」
「ぼ、僕が、有名?」
そこで初めて、豊は少し顔をほころばせた。
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