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第五章・9

「玲~♪」  だらしない声をあげて、拓斗は角度を変えながら何度も何度もその唇をむさぼった。  熱い口づけにも素直に応じてくる玲。  あぁ、最高♪ と思っていると、秋也が横から無理やり体を割り込ませてきた。 「そろそろ交代しろ」  拓斗の頭をぐいと押しのけ、今度は秋也が玲にキスをした。  深くつながったまま、咥内で舌を絡ませ合う。 「ん、ふっ。んんっ」  鼻にかかった甘い声が漏れ出した。こらえきれずに身をよじらせる玲。  感度がぐんぐん上がってきているのが解かる。  キスをしながら、秋也は手のひらを体に滑らせた。そっと撫でまわすと、たまらないような熱い息を吐いた。 「あぁ、秋也……」 「俺もいるんですけど」  拓斗が後ろから胸に手をまわし、ふたつの尖りを軽くつまんだ。 「あんっ!」  親指と人差し指でつまみ、指腹で何度何度も擦りあげる。  おとなしかった乳首が、次第に硬く反り赤みを増してゆく。

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