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第七章・21
「よく考えたら、俺たちだけいただくってのも悪ぃな」
そう言って玲の眼の前に突き出された拓斗のペニスには、たっぷりとクリームが塗ってある。
「いやあぁ! 変態!」
「なンだよ! お前、甘いもん大好きだろうがよ!」
いいから食え、と拓斗は笑っている。
うぅ、と涙目になりながら、玲は拓斗のものに舌を伸ばした。
ぺろり、と舐める。
おいしい。
今まで苛めまわされてくたくたの玲に、甘いものはまさに甘露だった。
「ん。っふ、ぅん。んぅう」
ぴちゃぴちゃと音を立てながら舐めまわす玲をご機嫌そうに眺めながら、拓斗はコーヒーを一口飲んだ。
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