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第八章・35

 は、と玲は真っ赤になった。  キッチンで、はしたなく悦がり狂った自分の痴態が生々しく甦ってくる。 「夜のご奉仕も期待してるぜ♪」 「今日一日は、新妻だからな」  紙包みを渡され、中を見た玲はくらくらと眩暈を覚えた。  純白のエプロン(フリル付き)が入っている!  秋也が新婿になりそこねた時のエプロンが、まだ一着残っていたのだ! 「せめて交代で挿れて……」 「さて、どうしようかな」 「淫乱新妻を調教だぜ♪」  これを機に、玲が『面倒くさい病』にかかることはなくなったという。

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