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第5話
その後、急ブレーキの事情アナウンスが車内であった。
次の駅でレールに落下物があったらしく、緊急停止ボタンが押されたとのことだ。
安全確認の後、数分して電車は通常に走り出した。
終点に着き、何故か叶は青い顔をしてると思って、俺は足元を見た。
するとそこには精液が滴って汚れてしまった、小さな薄紫の布切れ『パンティ』が落ちていた。
人目がある今、この状態でまさか拾えるわけないしい。
拾えたとしても、汚れたパンティを履くわけにもいかない。
ノーパンな今、短すぎるスカートが捲れでもしたら大変だ。
俺はまた叶に死角を作って覆い被さった。
でも、俺はこの状況を楽しんでる。
「杉原先輩……疲れましたぁ」
「隠すものコンビニで買ってあげるから、ガマンして」
俺は叶を慰めながら電車内で、キミの柔らかいベビーリップに自分の唇を重ねた。
人目があるのに、何故か今叶にキスをしても嫌がられなくて。
そんな叶の顔が俺の胸にもたれかかってきた。
ヤバい。
俺は痴漢プレイにハマりそうだ。
俺という痴漢のターゲットはキミしかあり得ないけど。
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