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第19話

「おい、本番いくぞ」 「本番、って」  ぐちり、と光一の硬くて太いものが、浅い所へ挿入ってきた。 「あ! や、イヤ! 待って!」 「ここまで来といて、何だよ」  お前もすっかり気持ち悦くなってるだろ、と光一は言う。  そんな。  気持ち悦くなんか。  でも、後ろがぞくぞくしてる。  早く挿れて欲しい、って期待してる。  いやこれは、四つ葉の為なんだ。  大林先生の為なんだ。  そんな大義名分を心に刻み、寿はうなずいた。 「解った。挿れて……」 「そうこなくっちゃな」

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