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第7話

 生霊!?  伸は思わず半身を起こした。  隣にのうのうと寝ている、隼人の身体。  一見、普通の人間の肉体だ。  しかし、その手は、腰は、ペニスは精液は、どれも冷たく常人離れしていた。  生霊。  幽霊みたいなもんかな。  だったら、壁抜けなんかも自在にできるだろう。  簡単に、家に忍び込めるだろう。 「ど、どうして生霊なんかになったの?」 「うん。実はバイクで事故ってさ」  お前のせいだぞ、伸。  隼人は、そんなことを言ってきた。

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