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第30話

「今夜は、もう寝よう。明日、バイクの後ろに乗せてくれるんだろ?」 「伸も、早く免許取れよな」  キスをして、明かりを消した。  二人でひとつのベッドに横になって、またキスをした。  身を寄せ合い、三度目のキスをした。 「隼人、あったかい」 「伸も、あったかいぜ」  温かな身体で抱き合い、安らかな眠りに就いた。  外では木枯らしが吹いていたが、二人は身も心も温かだった。  そして二人で、幸せな夢を見た。

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