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第22話
「隼……」
不安げな圭の声。
大丈夫、と隼は笑った。
「風邪のバイキンをやっつけるものを、体の中へ入れてやる。そしたら、すっかり治るぞ」
「うん」
ぐ、ぐ、ぐぐっとペニスを圭の体内に埋めていくたびに、悲鳴が上がった。
「あ! やッ! あぁあ!」
ここで怯んでやめてしまっては元も子もない、と最後まで貫き通してしまったところで、圭を見た。
身をすくませて、震えている。
痛かったのかな、とその髪を撫でた。
「平気か?」
「うぅ……」
眼に涙を浮かべながらも、頷く圭。
愛おしさは頂点に達した。
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