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第24 孕み族の性 4 ※

「ほら、動け」 指を加え込んだままのお尻をギガイの掌が打った。 軽い衝撃のはずのそれが、中へ響いて息をのむような刺激になる。 「やめ、っ、やめて、打たな、っいで、くだ、さいっ…あぁ……」 せめてその太さに慣れるまで、少しでも時間が欲しかった。だけどそんな猶予さえ、ギガイは与える気がないようだった。 売り言葉に買い言葉のような、自分が不用意に放った言葉がきっかけだったと分かっている。 でもせめて話しを聞いて欲しかった。 弁明の機会さえも与えられずに嬲られる行為は、従属の関係を教え込むためのものだろう。 逆らった愚かさを身をもって体感させられながら、レフラは必死に腰を振った。 「っふ…くぅっ…ひっ、あぁ、ひぃぃ、ぁぁ…」 狭い場所を広げられる感覚が苦しくて、はっ、はっ、と短い息を何度吐いても、なかなか太さに慣れきれない。 その上、脚もガクガクしていて、ろくに動く事もできなかった。 これではイけるような状態じゃない。 身体を支える力さえも、もう残っていない状態で、終わりの見えない苦しさに泣き言が漏れそうで怖くなる。 「っは…いけっ…ない、あぁ…イけ、ない…」 「感じる所を外していれば、いつまで経ってもイけないだろ」 言葉と同時に触れられた箇所から電気のような刺激を感じて、ついには身体が止まってしまった。 今日初めて、弄られた場所なのだ。 強すぎる刺激が辛すぎて、気持ちいいのか分からない。 ただ、そんな場所を自分で擦りつけながら動くなんて不可能だった。 「っむりっ、…できなぁ、い、やぁああっ…あぁ…っ」 もうどうにか許して欲しかった。限界なんだと知ってもらって、終わりを認めて欲しかった。 「そうか、なら仕方ないな」 ぐるり、と視界が回転する。 視界を覆い隠すようにギガイの顔が現れて、寝台へ寝かされたのだとレフラは気付いた。 その事を疑問に思うよりも先に、含んでいた指が動き出す。 折り曲げられた指が内壁を擦っていき、容赦のないスピードで抜き差しが何度も繰り返される。 「ひぃっ!!あっ!あーーッ!…いやぁ…っやめてぇ…っっ……!」 腰が大きく跳ね上がり、レフラの茎から量の減った透明の液が吐き出された。 「やっ…やめっ!!いやぁああっ!!!……っ!!」 それでも止まない指の動きに加えて、吐き出したばかりの茎をギガイが揉み込んでいく。 大きな掌が熱かった。その熱を全体へ揉み込むような動きに、レフラがギガイの掌を引き離そうと爪を立てた。 でも力が入らないその手の抵抗など気に止める必要さえ感じないのか、止むことのない指がクルクルと敏感な先端を弄っていた。

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