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第188 直後の2人 9 ※

「で、意地悪をしたら嫌いになるのか?」 「……そうやって質問すること自体が意地悪です…」 もうこの言葉が答えのようなものだろう。それなのに、あくまでもこの主はハッキリとした言葉をレフラへ求めるのだ。 「そうか?」 聞きながらニヤリと口元で笑うギガイを、レフラがじとりと睨め付ける。 「それで、答えは?」 「……キライになんてなれません」 自分の絆されやすさに自分自身でも呆れてしまう。そんな中でレフラはギガイの指を逆に捕らえて、仕返しのように歯を立てた。 わずかに歯形がつく程度の甘噛みだったとはいえ、そんなレフラの仕返しへ何も言わずにギガイが眼差しの様子を変えていく。 ククッと笑ったその顔は今にもレフラへ食いつきそうな、獰猛ささえ感じさせる表情だった。 「可愛らしいおいただな」 噛んでいた指を雰囲気に気圧されたレフラが解放すれば、ギガイがその噛み痕を見せつけるように舐め上げた。 明らかにギガイを煽ってしまった様子だった。 『反抗心は征服欲を刺激する』 かつて言われたその言葉を今さらながらに思い出す。 ギガイの笑みが深まっていく。慌てたように詫びようにも、開かれかけたレフラの唇へギガイが指を捻じ込んでしまう。そのまま口腔内を弄られてしまえば、レフラはもう何も言えなくなった。 どれぐらいそのまま嬲られていただろう。さんざん口腔内を弄ばれて、唾液を纏った指が後孔へとあてられた。 言葉の通り、いつもの余裕がないのだろう。ジェルを足されながら指で慣らしていく様子はいつもよりも早急で、少し手荒い感じだった。 身体はすっかり慣れているうえに、レフラだって欲しているような状態なのだ。後孔の縁もギガイの指に素直に解けて柔らかくなっていく。 だけど、どうしたってギガイの大きなものを飲み込む瞬間だけは、大きな衝撃が身体の奥まで響いてしまう。 いつもならゆっくりとレフラの中を開いていく熱い塊を一気に奥まで捻じ込まれてしまっては、その衝撃はいつも以上に大きかった。 「あぁ、っあぁっ、あぁっ…ひぁっ!!あっ!あーーッ!」 しかもいつものように入れた直後の衝撃が収まるまで待ってくれないギガイの動きが、一気にレフラを追い詰めていく。 「まっ、まってぇ…、やぁぁ……ッ!」 「待てない。今日はガマンができない、と言っただろう」 短い間隔で奥まで一気に穿たれながら、身体を支えるたくましい腕に、レフラはしがみ付いていた。 「あっ…はぁっ……やあぁっ……」 ひと突きごとに身体の中の空気を全て押し出してしまいそうな質量なのだ。そんな太くて熱い塊がゴリゴリと内部を容赦なく割開いてくるのだから、呼吸さえままならなかった。呼吸を取り込むために開きっぱなしの口から唾液が垂れていく。 みっともなくて、苦しくて。それなのに久しぶりのギガイの熱に身体全体が喜んでいる状態なのだ。制止を求めるレフラの言葉とは裏腹に、もっともっとと内壁が奥へギガイの屹立を飲み込んでいく。その誘いに乗るように、ギガイのモノが腫れたしこりを抉りながら奥をトントンと叩き始めた。

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