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モノローグ

お前は雨みたいな存在だった。 いつも僕の頭を痛くさせた。 いつも僕の気分を憂鬱にさせた。 いつも僕の心を掻き乱した。 それでも、誰にも言えない秘密を抱え孤独だった僕の、 唯一の光だった。 葵。 もう一度会えるのなら、 またあの時みたいに手を握って 太陽みたいな笑顔で名前を呼んでくれないか。

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