16 / 172

第一章・16

「兄さん……っ」  驚いたが、准もまた丞を受け入れた。  優しい兄さん。  大好きな兄さん。 (僕、今発情してる)  いつもと違う性欲が、衝動となって准を突き動かした。  舌を絡め、貪るように二人でキスを交わした。  丞の舌は、准の咥内を自在に蹂躙する。  上顎をくすぐり、舌先で歯茎を舐めとる。  何度も何度も、唇を食んでくる。 「ん……、兄、さん……。んんぅ……」  これが、大人のキス。  秀斗とキスする時には感じない興奮が、准を襲っていた。

ともだちにシェアしよう!