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第一章・18
丞は夢中で、准の内に入れた指を抜き差しした。
くちゅっ、ぬぷっ、と隠微な水音がする。
Ωは極度な性的興奮を覚えると、後膣に愛液が分泌される。
実際に体験したのは、初めてだ。
しかも相手は、実の弟と来ている。
興奮は脳髄を貫き、丞は指を引き抜くと、すぐに自らのものを突き立てて行った。
「あ! んあぁ、あぁあ!」
「大丈夫か? 痛くないか?」
「す、ごいッ! 兄さんの、凄いぃ!」
硬く、太く、長い丞のペニスは、准を狂わせた。
ヤだ。
ダメ。
秀斗のより、おっきいなんて反則……ッ!
「あぁ、はぁ、はぁ! あぁんッ、んあぁん!」
丞の律動に併せて、准の腰も波打ち始めていた。
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