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第六章・4
はぁはぁと、獣のような息を吐きながら、丞は准から無理やり引き抜いた。
そのまま、ベッドに押し倒す。
准の両脚を大きく広げ、一気に貫いていった。
「あぁ! んあぁ、あ!」
准は、悦びに震えた。
兄さん。
僕の、大好きな兄さん。
准の後膣は、これまでにないくらい濡れていた。
難なく丞を体内に迎え入れ、その腸壁は妖しく蠢いた。
「兄さん、あぁ、あッ! あんんッ! あぁ、うぅッ!」
まるで余裕なく抽挿する、丞。
その脳内からは、一切のしがらみが抜け落ちていた。
ただ、准に溺れた。
心の中は、准でいっぱいだった。
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