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この世界の価格とお金について・・・鼠国編

(百年前も現在も相場にあまり変化はありません) 百年前が舞台の『灰空に堕ちる』での後日談に登場する鼠国の市場や屋台は、現地の店や食堂に比べると、やや安い料金での金額設定がされています。 例えば、筆は一律・銅貨五銭。 店によって価格に差はありますが、五銭から七銭程で品を購入することが可能です。 食事に関しては、屋台の方が料金は安いのですが、量はやや少なめ。 食堂はちょっと高いのですが、その分、一皿分の量は多いです。 それでは・・。 一銭は現在の日本のお金に換算すると、一体いかほどなのか? 一銭=現在の日本で、大体200円ほどの料金に設定しています。 一文は10円ほど。 後に登場する 10文は日本円に換算すると、10×10=100円。 5文であれば、5×10=50円。 5銭の場合は、5×200=千円です。 7銭は、7×200=1400円になります。 なので、塵煙が立ち寄った店の筆は、日本円にして一律千円ほどだったというわけです。 ちなみに、紏鶆のひと月のお給料は、その月の仕事量によって変動はありますが、 大体、900銭程。 刑部の中でも処刑を主に行う彼らは、他の部署に比べると、ややお給料が高いです。 ・・・という事は、200×900=18万 その時代の、庶民の皆さんの月給は大体600銭ほど・・。 最下級の役人たちは、それより少し低いです。 大体・・・400銭~・・・・。 紏鶆は18万ほどあるそのお給料から、10万以上、故郷に小分けにして送っているので、カツカツな生活をしているみたいです・・・・。 紏家からの珂鶆への仕送りは彼が辞退した為、ありません。 ちなみに・・・・塵煙は給金と言うよりは、ほぼ欲しい時に九十九の承認を得ずに勝手に取っていくので、決まった金額はありません。(おいおい良いのかそれで・・) 酒器等の呼び名ですが、イメージしやすいように 酒壺→酒が入った大きな壺。持ち上げるというよりはゴロゴロ転がして運ぶ。 瓶子→酒を持ち歩く際に使用する。下側から注ぎ口のある上部に向かって横広がりになっている。壺の一種。 皿→大皿、小皿。 椀→茶碗。 酒を飲む器→杯。 卓→丸テーブル。もしくは四角いテーブル。の意味を込めて。 牀→寝台にもなる長椅子の事。 という名称にしています。 弁当は便當と弁当、どちらの漢字を使用するかについて、かなり迷ったのですが日本人に馴染みのある弁当にしています。 全てオリジナルの設定ですので、世界観にバラつきがあり、ややこしく読みづらいかと思いますが、ご理解を頂けると助かります。

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