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登場人物紹介

紏珂鶆(とう・か・らい) 現在二十九歳。紏鶆って呼んでね。 職業:官吏。鼠国にて刑部に所属が決まり数年が経ち、現在は処刑道具を片手に 罪人の処刑を行っている。いわゆる首切り役人である。 紏家に養子に入るまでは故郷にて父母の姓を名乗っていたが、現在は紏家に入っている為、身分も農民から貴族に変更となった。 家族構成は父母・姉(故人)・弟が三人。妹が二人である。 (初期設定より弟妹の数が増えました) 樂塵煙(らくじんえん) 年齢・民族不詳。所属は一応、蝙蝠族? もとは僧侶であったが、窃盗の罪で刑を受け手足と肉体のほぼ半分以上を失った。 (これは冤罪であるが、本妖は気にしていないらしい) その後、龍国の蝙蝠族の長である九十九に助けられ、肉体を覆う義肢装具を作ってもらい、厳しいリハビリの末、手足を動かせるようになった。 片腕しかない理由は、腕が取れてしまった際、再び、新しいものを着けてもらう事が面倒になった為、現在もあえてそのままにしている。 金色の長い髪と、見た者全てを虜にする瞳を持っている。 キョン子。眼球の眼ちゃん。 塵煙がその昔、他寺の僧侶たちに頭を下げられ、嫌々ながら足を踏み入れた先で出会った児童の殭屍。殭屍になる前の身分は奴隷で、自分の名前も特に憶えていなかった。 死因は買われた先の村で患った疫病。他の者と同じ小屋に放り込まれた後、火矢にて焼死したはずが、肉体共々全焼したわけではなかったらしく、相当苦しんだらしい。 気が付けば殭屍になっていた。 塵煙に「生かしておいてやる」と言われ、現在は塵煙の頼みで諜報活動を行っている。 眼ちゃんは、塵煙が作った強力な呪。 埋め込むと離れた場所でも意識で相手と会話を交わすことが出来る代物だが、全身をスイスイ泳ぐように移動するため、見た目はかなりグロテスク。痛みはない。性格:陽気。 棗鵺(そうや) 水泡族。 水で満たされた特殊な皮膚を持つ一族の一匹である彼は、数年前に寵姫が起こした反乱にて兄と妹を亡くした過去を持つ。復讐のために彼の暗殺を試みるが失敗。 自ら蟲毒を飲み自害するも寵姫によって一命を取り止めた。 現在は官舎の庭師として穏やかな?日々を送っている。 メイロウ。 龍国医師である奏幻が造りだした土人形。死者の魂を移植してあるため、見た目も行動も普通の人間と変わらない。死者の魂を冥府から呼び寄せ、生あるもの全ての魂を無理やり奪ってしまうという戦闘スタイルをとっている。 紅絇(こうく) 蝙蝠族。九十九の補佐妖怪。 生まれた頃より不思議な瞳を持っていて、檻でその瞳を封じることで力を抑えている。 南京錠の鍵穴と瞳が直結している為、時折動く。 重度のシスコンで病的なナルシスト。口癖は『神よ!私は美しいいぃぃっ!』 嫁いだ妹がいるのだが、彼女の事を愛しすぎて部屋には彼女の写真が所狭しと貼られている。塵煙とはなんだかんだで気が合うらしく、彼の頼みで協力することが多い。 紏沂夐(とう・ぎけい) 鼠国で珂鶆が門を叩いた紏家の次男。床まで届きそうな長い裾と、結った黒髪が何処か艶っぽい男性。珂鶆よりも年齢は五歳以上離れているはずなのに、何故か彼よりも若く見える。 珂鶆を気に入り、紏家の養子、及び、自身の小間使いとして彼が科挙に受かるまで彼の面倒を見た人物。 珂鶆は彼にとって従順な犬であり、自身はその飼い主である。 科挙に合格後の珂鶆を、閨の技から女性の仕草、及び、暗殺に至るまで調教し、それは今でも珂鶆の肉体に刻み込まれている。 飼い犬が自分に牙を向けない限りは、村にも彼の家族にも援助を惜しまないことを約束し、それは現在も忠実に守られている。 最近、更に美しさに磨きがかかり、だらんと寝そべっているだけで妖艶な色香を振りまいているのだとか。絽玖とはまた違うタイプの傍迷惑な男である。 紏家の兄弟。 三兄弟。長男は無口に見えるが口を開けばカンカン鳥。次男は妖艶で悪食。 三男は、上の兄弟の影響でややひねくれた性格に育ってしまった。 三兄弟の誰かは、鼠国の王と仲が良いのだとか。

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