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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈
………最悪だ。
ミーンミーンミーン……
蝉の声が鳴り響き、辺りは膝ら辺まで生い茂った緑で大量だ。
こんな暑い日に草むしりなんて……
担任曰く「こんな暑い日だからこそ!雑草は活発になる!!」……らしい。
「ここ、私学でしょ!草刈機とかないの!?」
「たしか、植物係いるんじゃなかったっけ?」
「うそ!?…そいつらが毎日してたらうちらやらなくて良かったじゃーん」
…確かに、草刈機はどうかと思うけど誰かが手入れしておけばこんなにもボーボーにはならない。
「まぁまぁ、皆で力を合わせればこんなの楽勝だって!…面倒だけど(笑)」
河木くんの一声に皆テンションが上がったり下がったり。
河木くんはイベント事とかは好きらしいが掃除や勉強は苦手らしく、苦笑いしながらも必死で草を抜いていた。
「あっ、けど…」
河木くんの声に皆が反応して一斉にそちらを向く
「草むしりおわったら、杉山Tがアイス奢ってくれるって!」
「……はぁ!?ちょっちょい、河木…」
「まじで!?」
「よっしゃ、やる気でてきたぁぁ!!」
「俺、新作の高級アイスがいい!!!」
「おっおい、お前らまで……高級アイスは無理だかんな!!」
河木くんの一声で一気に雰囲気が変わった。
…やっぱり河木くんは凄い。
やったやったと喜ぶ河木くんの笑顔が眩しくて直視出来ないほど、夏の暑さに照らされる河木くんはかっこよかった。
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