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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈
キーンコーンカーンコーン…
昼休みを終えるチャイムが鳴り響く
「あ、あの…すっ、すみません……ちゃ、チャイム…」
「あっ帰るの?じゃあね、いつでも待ってるから、冬麻くんのこと」
そう言うと風隼さんはパチンとウインクをし、ニコッと微笑む。
予想だにしない名前呼びとイケメン発言に固まりかけていた、その時
ガラッ
「蓮くーん♡♡」
甘い香りを漂わせ、ガッツリメイクをした女の人が入ってきた。
「えーと……」
「もう、リカコだよ♡隣のクラスの♡♡」
「あ〜そうだっけ?」
風隼さんは興味なさそうに頭を搔く
「もうっ、忘れないでよ!」
リカコと名乗った人は風隼さんの腕の袖をギュッと掴んだ
なんか、すごい人が入ってきたな…
風隼さんの態度もなかなかだけど…
僕はあまりに対照的な2人の態度に、ぼーっとしていると女の人が僕の方を向き
「…ちょっとは空気読めよ、ダサ男」
僕にしか聞こえない声でそう呟かれた。
あっ、そうだ…風隼さんって確か、彼女さん…というのか、
そういう女の人が沢山いるって噂をどこかで聞いたことがある。
それも、その中に本命はいないって……
誰かが話していたのを思い出し、
「失礼しました」と小さく呟き、そのままこっそりと教室から出た。
その直後、教室から風隼さんの大爆笑が聞こえてきたとか……
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