27 / 437

┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈

キーンコーンカーンコーン… 昼休みを終えるチャイムが鳴り響く 「あ、あの…すっ、すみません……ちゃ、チャイム…」 「あっ帰るの?じゃあね、いつでも待ってるから、冬麻くんのこと」 そう言うと風隼さんはパチンとウインクをし、ニコッと微笑む。 予想だにしない名前呼びとイケメン発言に固まりかけていた、その時 ガラッ 「蓮くーん♡♡」 甘い香りを漂わせ、ガッツリメイクをした女の人が入ってきた。 「えーと……」 「もう、リカコだよ♡隣のクラスの♡♡」 「あ〜そうだっけ?」 風隼さんは興味なさそうに頭を搔く 「もうっ、忘れないでよ!」 リカコと名乗った人は風隼さんの腕の袖をギュッと掴んだ なんか、すごい人が入ってきたな… 風隼さんの態度もなかなかだけど… 僕はあまりに対照的な2人の態度に、ぼーっとしていると女の人が僕の方を向き 「…ちょっとは空気読めよ、ダサ男」 僕にしか聞こえない声でそう呟かれた。 あっ、そうだ…風隼さんって確か、彼女さん…というのか、 そういう女の人が沢山いるって噂をどこかで聞いたことがある。 それも、その中に本命はいないって…… 誰かが話していたのを思い出し、 「失礼しました」と小さく呟き、そのままこっそりと教室から出た。 その直後、教室から風隼さんの大爆笑が聞こえてきたとか……

ともだちにシェアしよう!