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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈
ピーッ
試合終了の笛が鳴り、つっきーの華麗なシュートで東雲高校が勝利に終わった。
(うわぁぁ、やっぱつっきーてすげーんだな…)
つっきーの人気はいつだって格が違う。
それは幼稚園のときも小学校も中学もそして、高校もだ。
どこにいたってイケメンと呼ばれる人は沢山いたが、俺はつっきー以上のイケメンを見たことがない。それは顔だけでなく、性格や才能など全てにおいてだ。
(…れんれんもモテちゃうから困んだけどねぇ)
男女共につっきーへ視線が向いてる客席の中、俺はれんれんを探し出す。
(やっぱ、いねーか(笑))
予想通りの結末に苦笑いしそうになりながら、ふとつっきーの方を見た。
「ぶっ(笑)」
「あ!羽野!!見てくれた!?」
はのくんに話しかけて…アピール?なのか??…してる(笑)
それに対してはのって子はあたふたしながらも首を縦にふっていた。
(うわぁぁ、なんか分かりやすい子だなぁ…めちゃめちゃピュアでかわいい(笑))
(……れんれんもこれぐらい分かりやすかったら、もっとアタック出来るんだけどなぁ…)
れんれんはつっきーと違って本当の意味で来る者拒まずだ。本命は作らないものの遊びなら誰でも受け入れる…
だからこそ、慣れてるからか、俺が頑張ってアピールしても響いてる気が全くしない。
(何度挫けそうになったか……)
…まだ、よく分かんない女の人達と遊ばなくなっただけありがたいか……
はのくんのおかげで最近じゃ全く遊んでないみたい。
本人は「女と遊ぶより楽しいもの見つけたから」って言ってたけども…(笑)
(…それはそれで、不安なんだけどね)
あ!遊ばないのが不安なんじゃないよ!!
はのくんに惚れちゃわないかなぁぁってこと!!
ほら、れんれんって全く好きなタイプ分かんないからさ、不安なわけよ……うんうん。
(あ、まだはのくんの所にいる(笑))
よっぽど離れたくないのかニコニコしながらつっきーは、はのって子をずっと眺めている
(やっぱ犬みたい(笑))
ぶんぶんと手を振るその姿はしっぽをパタパタと振る柴犬そのものだった。
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