98 / 437

┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈

「あ、はい……前に1度だけ…」 俺の問いかけに羽野は俯きながら答える。 「…今、体調とか大丈夫?」 「え?げ、元気…ですけど……」 ベッド上で座る羽野を見て、無茶な提案が頭に浮かぶ。 (…乗ってくれるかな?……真面目な羽野だし、無理かな) 「あ、のさ…羽野」 「は、はい」 ダメ元で無理な提案を1度してみる。 「学校サボらない?」 何も答えてくれない羽野の顔をチラッと見る。 羽野はただただ固まっているだけで、何を考えているのか分からなかった。 「…は、羽野?「は…はい」 (………え?) 突然返ってきた思わぬ答えに次は俺が固まってしまう。 羽野はまた、少しだけ俯くと俺の顔を改めてみた。 「さ、サボります…学校………」 あまりにも羽野に似合わない言葉に、聞いた本人の俺が軽くパニックになった。

ともだちにシェアしよう!