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「もう遅いし、あと…寒いし(笑)帰ろっか?」 河木くんは笑いながら僕に問いかける。僕は首を縦に振った。 公園から出ると 「羽野の家ってどこ?」 と河木くんが聞いてきた。 「え、…ここから、東雲駅方向…だけど」 「あ、じゃあ方向一緒なんだ!」 そう言いながら河木くんは歩き出す。 僕は慌てて河木くんを後ろから追いかける。 「…となり、来てよ?」 いつかの日と同じ言葉を河木くんは言う。 「…うん」 僕はそう呟くと河木くんの隣へ駆け寄った。

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