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(冬麻side)
風隼さんは…ひろさんの事が…好き?
(お、お似合いだぁぁぁ)
もしかして?なんて思ってたけど、その通りだなんて…
(勘…いいのかな?)
当ててしまった自分に驚いた。
「たっだいまぁぁ!」
お風呂に入り終わったひろさんが部屋に帰ってくる。
「うっさいバカ」
「もう!バカバカ言わないでよ!!」
僕にカミングアウトした後でも風隼さんは自然で、…きっと思いも長いのだろう。
可愛らしい顔立ちで、気に入った人にしか懐かない…一匹狼っぽい所がある風隼さんに、かっこ良くて優しい、素直で誰とでも仲良く出来ちゃうひろさん。
真逆な性格の二人だけど、素敵な人達で見てて本当にお似合い
身長差も完璧だし、顔も違う系統でイケメンだから…
(女の子達が騒ぎそうだなぁ…)
そんなことを思っていた。
風隼さんがお風呂へ向かい、僕とひろくんが二人っきりになる。
(…ひろさんも、好きなのかな?)
ふと、そんな事を聞きたくなったがこれ以上入っていくのは何だか申し訳ない…
風隼さんは一部の人としか関わりはないし、僕達としか話さないので分かったが、ひろさんに関しては…
(全員が友達みたいなもんだもんな…)
河木くんや風隼さんとは幼なじみらしいし、もちろん他の人達よりは一緒にいるが、特別という感じはしない。
意外と河木くんは人見知りがあるらしく、自ら他の人に話しかける所は見たことないな…
これは、河木くんと友達になってから気付いたこと。
(なんで、僕には話しかけたんだろう…)
改めて考え込みそうになる。
やっぱり、河木くんって難しい…
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