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俺の言葉に冬麻くんは目を驚いたような表情を見せる。
(いや、気づいてたんじゃないの?(笑))
分かっていたとしても、驚いちゃう冬麻くんはやっぱり可愛い。
「まさか、バレるとはねぇ…」
「ぼ、僕も…びっくり…」
「なんで(笑)」
何処か表情が緩んでる冬麻くんはふわふわしていて、面白い。
案外人の恋バナとか好きなのかな?
「い、いつ…から?」
あれ?思ったよりグイグイくる…
「うーん…話したら長くなる」
少しだけ恥ずかしいのもあり、そう答えたら冬麻は口を尖らせた。
(…なにその表情)
可愛い…
夏喜が見たらイチコロだろうなぁ…
「ど、何処が…好きなの?」
「えぇ…」
負けじと次の質問に移ってきた冬麻くん。
何処が好きとか…
「僕…言ったよ?」
(…うっ)
それを言われちゃ困る…
「…それも、長くなる」
先程との質問同様に、答えを返した。
別に、嘘はついてない。
何処が好きになったとか、いつからとか…ホントに長くなってしまうから。
今日はひろくんもいるし…
「また今度、ね?」
ゆっくり、時間があって、俺が覚えてて、その気になれば言ってあげる。
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