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第6話

 夢だ。  これは、悪い夢だ。  そう心の中で唱えながら、塁は彼の服をまさぐりペニスを掴みだした。  得体のしれない相手だ。  大人しく言うことを聞くしかない。  朝になったら、イヤな夢を見た、と思うに違いない。  その一心で、塁はナハトのペニスをしゃぶった。 「なかなか巧いではないか。もっと奥まで咥えろ」  ナハトが鎖をぐいと引き、塁の喉奥まで彼の肉茎が突っ込まれてきた。  噎せて、涙がにじむ。  ナハトは鎖を何度も引いては、塁の口腔に抽挿を続ける。 「うぅ、ぐっ。んん、ぅぐうッ」 「可愛い声だ。私の眼に狂いはなかったな」

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