24 / 35

第24話

「ん、あッ。あぁ」  塁の手の動きは、止まってしまった。  しばらくは頑張って愛撫を続けようとしていたが、やがて降参したように手を離し、真悟の首に両腕をまわした。  もっとやってと言うように、胸にやんわりと真悟の頭を押し付ける。  真悟はすっかり気をよくして、音を立てて薄紅の尖りを舐め転がした。 「ああっ! ぅん、んッ。あぅ」 「気持ち悦いか? 塁」  右が終われば左と、真悟は塁の胸をいじめ続けた。  手のひらでさすり、指腹で転がし、強弱をつけて唇で吸う。  そのたびに塁は嬌声をあげ、身悶えた。  気が付くと、塁のペニスも勃ちあがり淫液を漏らし始めている。  真悟は胸をいじりながら、そっとそれを握り込んだ。

ともだちにシェアしよう!