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第25話

「やッ! だっ、ダメだ!」  だが真悟は、問答無用でしごき続けた。  強く激しく動く手のひらに、塁はたちまちのうちに吐精への湧き上がりを感じた。 「いけない。真悟、はッ離せッ」 「今さらやめられないよ」 「あ、ィヤッ! ああぁッ!」  大きく引き攣り、震え、塁は達してしまった。 「早いなぁ。そんなに悦かったか?」  おどけたような真悟の声が小憎らしい。  やったな、と塁は体を翻して、真悟を組み敷いた。

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