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第七章・10
「あぁ! そういうトコ、好きなんだ。優希の、そういうトコロが~♪」
「デレるな! 恥ずかしい奴だな!」
こうやって、キスには慣れ始めてきた優希だ。
だがしかし。
(Bまで持っていくには、どうすればいいんだろ……)
まだまだ道のりは長いな、とニヤけて下がった要人の眉は、そのまま困り顔に変わってしまう。
そしてそれには気づかない、優希だった。
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