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第八章 小指【ヤバい。優希をネタにシコるとか!】
要人と優希が恋人として付き合い始めてから、3ヶ月が過ぎていた。
「今日の放課後、俺の部屋に来ない?」
そう言って、最近頻繁に優希を誘う要人。
優希はそんな要人の心の奥深くに気づきながら、その都度彼の部屋へ遊びに行った。
お茶を飲み、お喋りをする。
「少し遅くなったな。何か、食べてってよ」
要人は、夕食まで優希に振舞った。
レトルトや惣菜がメインのメニューではあるが、それらは素敵に美味しかった。
要人が一生懸命に用意してくれた夕食だ。
文句のつけようもなかった。
「ごちそうさまでした」
「お粗末さまでした。美味しかった?」
「うん、とっても」
そしてデザートなど食べながら、またお喋り……と進むのが以前の優希だった。
だがしかし。
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