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第25話

「お前、本気で俺の性奴隷なんて思ってるのか」 「……」  違うのか?  毎日毎日人を犯しておいて、違うとでも言うのか?  心の中で、葵はそう答えていた。  口に出さなかったのは、綜大がやけに悲しそうな表情だったからだ。  彼には何か、他の考えがあるんだろう。 「俺、結構傷ついて。ずっと布団被って寝てた」 「嘘!」  学校を3日休むほど、傷ついたのか!? 「俺は、お前のこと。……恋人だと思ってたから」 「ええええッ!?」

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