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第28話

「いいよ。付き合おう、僕たち」  がば、と綜大が顔を上げた。 「ホントか!」 「性奴隷から恋人へ昇格だ」 「だからもう、その言葉は言わないでくれよ」  大きな体で、長い腕で、広い掌で、抱きしめられた。  ああ、久しぶりのこの感覚。  もう、丸3日抱かれてないんだもんな。  同じことを綜大も考えていたようで、探るように言ってきた。 「ヤッても、いいか?」 「……いいよ」  セックスのお伺いをたてられたのは、これが初めてだ。  僕が嫌だと言ったら、きっと我慢してくれたに違いない。  そういう男だ、綜大は。

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