35 / 46

第35話

 ついの果てには、アロイヴを中心に3人一つに交わっていた。  いわゆる、2本挿し、という体位だ。  前からはルカス、後ろからはエルにと二人同時に貫かれ、アロイヴは歓喜の声をあげていた。  狂ったように腰を波打たせ、何度も何度も絶頂に達しては悦がり声をあげていた。 「ん、ぁ。はぁ、はぁ、アロイヴ……、アロイヴッ!」  色っぽいアロイヴの顔がこちらを向いているのは、エルより得をした気分だ。  ルカスはアロイヴに口づけし、咥内に舌を差し入れては互いに絡ませた。  濃厚な深いキスは、唾液を通り越して涎の音まで立てている。  薄く閉じられた瞼にもキスをし、悦楽に流した涙を舌で舐めとり、優しい愛撫をしながらも情け容赦なく腰は穿つ。

ともだちにシェアしよう!