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第34話

「お、前はッ、いいよな。ルカスッ。俺の、知らない、アロイヴを、知ってるんだから、なッ!」  アロイヴに意識を飛ばされないよう、エルは猛然と腰をやり始めた。  奥まで押し込み、腰を捻り、アロイヴの内という内を苛め回した。 「んあぁッ! あッ、あぁッ、はぁ、ああぁッ!」  その啼き声にうっとりと聴き惚れながら、ルカスもまたエルに言い返した。 「ふん。お前こ、そッ。ぁぐッ! こンなアロイヴ、を。知っていた、とは、なぁあッ!」  このままでは、俺もエルのようにアロイヴに喰われてしまう、とルカスは腰を使い始めた。

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