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第33話
エルのものは、アロイヴの体内で自在に弄ばれているようだった。
時には緩く、時には強く締まり、呑み込むかと思えば押し出してくる。
責めているはずのエルの方が、息も絶え絶えになってしまっている。
その様子を、自らもまた痺れていく意識で窺いながら、ルカスは考えていた。
まさか……先生、が? 俺とアロイヴを鍛えてくれてた、師匠、が……?
俺の知らない間に、アロイヴは俺の知らないことを教わっていたのか……?
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