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ショウは無事に、俺が殺した。 消えるまでいかなくともショウという存在は永遠に眠っただろう。 俺は間違いなく正しいことをした。 だってショウはいてはいけない。存ってはならない。 輝く人生を歩む『ショウ』の傍には、大親友の『アキ』だけがいればいい。 アキだけが生き残った狭い部屋で、俺は一人でショウが飲み残したビールを煽った。 綺麗な4等分に切り終えたロールケーキのそばに包丁を置く。 手土産のつもりに用意したものを一人で食うのはどことなくわびしい。 ぬるくて炭酸の抜けたビールと合わせると、まるで手向けのようだった。 (ショウ)は、もういない。

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