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151 長瀬香 <SIDE> 嘘つきな唇
「いつかこいつ殺す!絶対許せない!」
そう言いながら嫉妬に狂う綺麗な瑛斗を見るのは、自尊心を擽られる。
もう何年も俺を待ち続けてくれていた可愛い瑛斗……、だけど俺のことはまったく信用していない証拠に、さっきからあらぬ疑いを掛けて怒り狂っている。
「何笑ってんだよ、クソ親父!!!もう、帰る!!!」
「瑛斗の誕生日じゃないか、一緒に過ごす約束だったよね?」
「なにが誕生日だよ!史上最低の誕生日になったじゃないか!!!ほんと最低!!!」
「誤解だと言ってるだろう?」
「先生を信じた僕が馬鹿だったよ、先生はさ、手あたり次第生徒を食ってるって噂あるけど、それってマジだよね。誰にも本気にならずに遊びまくって、そりゃ楽しいでしょ」
俺を睨みつける顔にそそられる……、泣き顔もゾクゾクするほどそそるし綺麗だよね。
ああ……このまま押し倒して嫌がる瑛斗をファックしたい……、きっと俺を罵倒しながら逃げようともがくだろう、汚い言葉を操りながら俺を全否定しつつも、蕾をキュンキュン締め付けて、俺を喜ばせてくれるだろう可愛い瑛斗……。
俺はそんな瑛斗を本気で抱きたい。
「それ言えないんじゃないの?お前だって遊びまわってるじゃないか、俺と何が違うの?」
「遊んでるよ、夜遊び好きだもん、だけど寝るってことなら僕は誰とでもセックスはしないよ」
その真っすぐな瞳に、少しばかり心が痛んだ。
なぜなら、すぐに言い過ぎたことに気付いたからだ。
確かに瑛斗は発展場に行ったりしない、相手は吟味して付き合ってたように思う。
俺のようにそっち系のバーで、一夜限りの相手を物色しないだろうと思うと、酷い事を言ってしまったと後悔する。
それに相手は高校生だ……、いや俺の知ってた瑛斗は、綺麗で純粋な中学生だった。
その羽を折ったのは俺だ……。
再び俺の前に現れた瑛斗は、色香を漂わせ美しい容姿で俺を惑わした。
今のように怒りに燃える目の奥に欲を燻ぶらせて……。
「離して!」
俺はもがき暴れる瑛斗をソファに押し倒し、乱暴にキスをした。
「い……や!やめて!」
顔を背け、密着する身体を嫌がるようにくねらす、それがまた俺の欲情に火を点けた。
細い指が伸びて逃げようとソファの縁を掴みに行くが、それを阻止すべく後ろから手首を押さえつける。
「嫌だってば……、先生のこと大っ嫌い!」
俺はうつ伏せ状態の瑛斗のシャツをたくし上げ、プルンと尖った乳首を背後から探り当てて指先で捏ね回し、滑らかな背中に幾つもキスの刻印を残す、だが瑛斗はひじ掛けを握り締めて逃げようとするので、細い腰を掴んで戻す時に触れた股間を服の上からわさわさと揉んだ。
そして乳首を抓ると瑛斗の口から声が漏れ指を震わした。
「あ……っ、……や……」
乳首だけでもイける淫乱な身体から甘い吐息が漏れ、誰が躾けたのか想像するだけで俺は嫉妬に駆られ悔しくなる。
「あ……ん……やめ……はぁ……ん……ぁ……やめ……て……」
両手で乳首を摘まむと、瑛斗は堪らないとでも言うように頭をソファに押し付けて襲ってくる欲に抵抗している。
だけど容赦するつもりのない俺は瑛斗のズボンを降ろし、下着の中へ手を入れると、すでに先走り垂れるペニスを上下に抜いてやると、さらに喘ぎは激しくなった。
「嫌ーっ、……やめ……て……っ、あぁぁぁっ……あっ……ん……あああっ……」
「違うよね?もっとだろ?」
「い……やっ……せんせ……い、きら……い!」
「嘘つきな唇だな」
俺は瑛斗の顔を横に向けて、言葉とは裏腹の、なすがままで従順になった唇にキスをした。
でも手は緩めずシコシコと捏ね回していたので、瑛斗は可愛い唇から声を漏らしながらも俺の舌に自分の舌を絡めて来た。
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