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第13話

「おまえエロいわ……」 「……え?」 「葵を…、むちゃくちゃにしたい」 「おい」 何てこと言うんだ? 女子じゃあるまいし……、てか、俺照れてないか? やばいやばい! すっかり静月のペースに巻き込まれてる。 だけど……静月は息が掛かる距離で俺を真っすぐ見下ろしていて……、その目に宿る熱を感じて俺は身動きできなかった……。 だが次の瞬間、静月の指が俺の中の何かに触れた途端、俺の身体に電流が走った。 うぉぉぉぉぉぉぉ!!! なんだ、何だ! おしっこチビリそうになったじゃないか! 俺は目を見張り静月を見返したら、静月は予想してたのか可笑しそうにニヤリと笑った。 こういう意地悪な顔嫌い……。 「な……何んだよ……」 ぐりっ……と再び静月の指が何かに触れたと思ったら、身体が勝手にピクリと跳ねた。 「ぐはっ……っ……」 何この快感……! この……この……、泉のごとく湧き上がって来る痺れ……。 「うぁっ……ぐっ……!」 静月の指がそこばかりしつこく攻め立てる。 言葉にならない呻き声が出たと思ったら、もう我慢の限界はとっくに過ぎていた俺の息子ちゃんから、腹の上に白濁が零れた……。 ……。 あーぁ……もうヤダ……、死にたい俺……。 男にイカされるなんて……、しかも呆気なく……。 人生最大の不覚……。

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