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第61話 R18

ガチャッ! 部屋は熱気が篭り空気が悪かった。 相当、熱があるのか⁉︎ ベットには海堂が寝てるんだろう、こんもりと布団が盛り上がってた。 直ぐに窓を少しだけ開け換気し、持って来た薬.冷えピタ.スポーツドリンク.ゼリーなどをテーブルに置く。 ベット脇に立ち海堂の様子を伺う。 顔が赤くゼェゼェ…息遣いも荒い。 部屋の中をぐるっと見回したが、薬を飲んだ形跡も熱を測った気配もなかった。 「体温計持ってくれば良かったな」 赤い顔をした海堂の額に手を当て熱を確認した。 「熱っ!」 その時に、突然手首を捕まえられた。 「ゼェゼェ…気持ち良い~ゼェゼェ…」 起きたのか? 冷たい手が気持ち良いって事…か。 それなら直ぐに冷えピタを貼ってやろうと手を退かそうとした時に、不意にそのまま引っ張られベットによろけた。 海堂はそのまま私を布団の中に連れ込んで熱い体で覆い被って来た。 「か.海堂!」 「ゼェゼェゼェ…芳村の声が…夢か⁉︎…ゼェゼェゼェ……夢でも良い…ゼェゼェゼェ」 熱い布団の中で熱い体を押し付け虚な目で私を見て、何度も ‘夢か…夢でも良い’ と言う海堂は熱で意識が混濁し夢の中を彷徨ってるようだ。 「海堂! 退け!」 手足をバタつかせ何とか逃れようとしたが、両手首を掴まれ顔の脇に押し付けられ足も動かないように絡められた。 「ゼェゼェ…抗うなよ…夢の中でも拒否…ゼェゼェゼェ…すんなよ…」 「海堂! 何の真似だ⁉︎」 「ゼェゼェ…何の真似⁉︎…煩ぇ~口だ…」 夢の中でも、俺の気持ちには気付かずに抗う芳村に……いや、夢だからこそ俺は自分の思うがまま好きにしようと思った。 どうせ現実では到底できない。 これまでも何度も芳村の夢を見てたし、今もそうだと混濁する意識の中で思ってた。 俺は何度も夢に見てた芳村の唇を奪った。 「か.かい…」 チュッチュ…舌を入れようとする俺の舌を入れさせまいとする口を無理矢理こじ開け舌をねじ込んだ。 「ぁ…んん」 逃げようとする舌を絡めて唾液を吸いクチュクチュ…咥内を舐め回した。 クチュクチュ…ペチャペチャ…ジュルジュル…クチュクチュクチュ…… 抵抗してた芳村の体から力が抜けた所で、やっと唇を離した。 「はぁはぁ…何で…」 「ゼェゼェゼェ…俺の気持ち解ってんだろ?ゼェゼェゼェ…好きなんだ‼︎…ゼェゼェゼェ…好きで好きで仕方ねぇ~…ゼェゼェゼェ」 思いもしなかった…ううん、海堂の気持ちは薄々解ってた…そうあの夏休みの時に……それでも知らない振りでずっと普通に接してたし、海堂からもそんな素振りは無かった……思い過ごしだろうと思うようにしてた。 虚な目で私を真っ直ぐに見てた…けど、海堂自身は意識が混濁して夢の中の事だと思うてるようだ。 「ゼェゼェ…芳村…好きなんだ…ゼェゼェゼェ…俺には芳村しか居ない…俺の者になれよ‼︎…ゼェゼェゼェ…芳村が好きだ…好きなんだ…ゼェゼェ」 俺は夢でしか言えない芳村への想いを伝えた。 これまでも現実ではまだ言えずに悶々としてたが、夢の中なら俺は素直に好きなだけ言える。 夢って良いよなぁ~。 もう夜中にこっそり触れるだけのキスしなくったってキスだって思いっきり好きなだけできる。 もう一度唇を合わせ咥内を犯す。 「ぁぐ…か…」 クチュクチュクチュ…ジュルジュルジュル…チュッチュッ…チュパチュパチュパ…クチュクチュ… 唇を離し、俺は首筋に舌を這わし耳の中に舌をねじ込み耳の裏からまた首筋に舌を這わした。 「嫌~嫌だ~!」 何で、今日は拒否するんだ⁉︎ いつもなら素直に感じてくれるのに……リアリティのある夢に…現実もこんなんだろうな。 そんな夢もまた良いかも…。 「ゼェゼェゼェ…抵抗すんなよ!…もう好き過ぎて…たまんねぇ~んだ! ゼェゼェゼェ…俺の想い解れよ!…夢の中だけでも…ゼェゼェ…俺の好きにさせろよ…頼む…ゼェゼェゼェ…夢の中だけでも、俺の者になってくれ…好きで好きで…」 俺の熱い想いが通じたのか⁉︎ 夢の中の芳村は抵抗を止めた。 やはり夢は俺の思い通りに事が運ぶんだな。 それからは抵抗を止めた芳村の手を解放し、シャツのボタンを外し可愛らしい乳首にむしゃぶりつき、舌と指先で転がし吸い付き舐め回し俺の好きなようにした ペロペロ…ピチャピチャ…レロレロ…チュウチュウ…吸い付き舐め回し指先で捏ねくり回す。 「ぁ…やだ…そんなとこ」 乳首感じてる芳村から、小さな喘ぎに近い声が漏れた この前見た夢でも乳首は性感帯だった。 もっと喘ぎ声上げてたはず…足りないか⁉︎ いつも見てる夢……芳村とのセックスの夢…独り善がりの夢だ。 俺はもっとしつこく乳首をなぶり倒した。 「やっ…ぁあ…んん」 そうだ、それだよ。 俺は乳首から胸や腹を舌で這わし吸い付き夢だと思い遠慮なくキスマークをたくさんつけ、芳村のベルトにカチャカチャ…手を掛けた。 「やっ…だめ…だ」 小さな抵抗をまたする芳村の手を退けスラックスのジッパーを下ろし、下着から芳村のモノを取り出し握った。 「抵抗するなって言っただろ?今日の芳村は素直じゃないな?ゼェゼェ…こっちは素直に反応してるけどな?ゼェゼェゼェ」 男の急所を握られては抵抗できないと、素早く下着とスラックスを脱がしベット下に落とした。 「だめ…やだ…ぁ…」 まだ抗う芳村のモノを扱き出すと色っぽい声が出始めた。 シュッシュッシュッ…ズリズリズリ…シュッシュッシュ…… 「ぁあん…ぁ…ぁあ…んん」 「気持ち良いだろ?ゼェゼェ…ほら…俺の手も濡らして…ゼェゼェ」 俺も我慢出来ずに履いてたスウェットと下着を脱ぎ捨てた。 そして芳村のモノと一緒に纏めて扱き擦れる気持ち良さに腰を振り、堪らず芳村の咥内に舌を入れ濃厚なキスをした。 シュッシュッシュ…ヌチャヌチャヌチャ…… クチュクチュクチュ…ジュルジュル…チュパチュパチュパ… 咥内を犯す舌を絡める音と2本を纏めて扱く濡れた音 「ぁ…熱い…海堂…の…ぁあ」 芳村もキスの合間に喘ぎ腰を振り始めた。 芳村のモノと俺のモノが擦れ、どちらの汁か解らないが竿を濡らし滑りが良く、めちゃくちゃ気持ち良い~。 このまま出すのも…夢でも勿体無いと思い、俺は手を離しベットボードの棚の中からローションを取り、体を下げ芳村のモノに舌を這わし、その間にローションを開け手に垂らし指先に絡めた。 いつも夢見てた……今日は熱のせいかリアルに感じる 夢だから…か⁉︎ 夢の中の芳村と早く1つになりたいと意識が混濁する中でそう思った。

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