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第一章・27

 じっくりと扱いていた手の速さをやや速めるとともに、昴の体内に忍び込ませた指をぐりりと捻った。 「んッあ! あぁあ!」  じりじりと、指先で内壁を探る。  暴れようともがく昴の体を、その性器を掴むことでしっかりと手綱を取り逃がさない。  いや。やだ。何、これ。  気持ち悦い。苦しい。気持ち悦すぎて、怖い。  そしてついに、暁斗の指先が昴の内の最も敏感な部分を探り当てた。  片手では性器を扱き、もう片方では体内の前立腺を刺激する。  身をよじり、悶え、喘ぎ、悲鳴を上げる昴が、どんどん昇りつめてゆく。  

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