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第三章・2
それでも昴が抵抗すれば、そこでやめてくれる。
前だけを優しく慈しみ、時には口に含んでさえくれる。
そうして快楽の海に解き放たれた昴は、暁斗の腕の中で絶頂を迎えるのだ。
「あ、あッぁ。暁斗、もう、もう……ッ!」
「構いません。そのまま出してください」
「やッ、ぃやッ。あッ、あぁッ、んぁああ!」
暁斗の広い掌が、温かな昴の体液で満たされてゆく。
「熱いですね」
「……馬鹿ッ」
どろどろになってしまった暁斗の手が、さらに昴のペニスをゆっくり揉み込む。
滑らかな感触は、これまでとまた違った刺激を与え、昴はもう一度大きく跳ねた。
「ッう、あぁッ!」
「ふふ。また出ましたよ」
「もぅ、暁斗……」
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