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第三章・23

 次第に慣れてゆく自分の体を、昴は感じていた。  体内に仕込まれるアナルプラグは、段階を追って太く長くなってゆく。  初めの方こそ、こんなものが挿入るのかとぞっとしていたが、ちゃんと体に収まるようになってくるから不思議だ。  ただ、動くたびに内壁を襲う刺激には毎度ひやりとさせられた。  抜く前にさせられる、暁斗への奉仕も、ずいぶん巧くなった。  ついに先端から蜜が滲み出すところまで追い詰めたのだ。 「やった! まいったか、暁斗!」 「あぁ、これは迂闊でした。降参です」  くすくすと笑い合いながら、口づけを交わす。  初めての時はとまどい、恐れまで感じていた肌の触れ合いも、今では愛を確かめ合う大切なひとときだ。 「では、次の段階へ進まねばいけませんね」 「次の段階?」  明日からは、口でやってもらいます、との暁斗の言葉を聞いたとき、昴はショックのあまり気が遠くなった。

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