82 / 193
第三章・23
次第に慣れてゆく自分の体を、昴は感じていた。
体内に仕込まれるアナルプラグは、段階を追って太く長くなってゆく。
初めの方こそ、こんなものが挿入るのかとぞっとしていたが、ちゃんと体に収まるようになってくるから不思議だ。
ただ、動くたびに内壁を襲う刺激には毎度ひやりとさせられた。
抜く前にさせられる、暁斗への奉仕も、ずいぶん巧くなった。
ついに先端から蜜が滲み出すところまで追い詰めたのだ。
「やった! まいったか、暁斗!」
「あぁ、これは迂闊でした。降参です」
くすくすと笑い合いながら、口づけを交わす。
初めての時はとまどい、恐れまで感じていた肌の触れ合いも、今では愛を確かめ合う大切なひとときだ。
「では、次の段階へ進まねばいけませんね」
「次の段階?」
明日からは、口でやってもらいます、との暁斗の言葉を聞いたとき、昴はショックのあまり気が遠くなった。
ともだちにシェアしよう!