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第七章・10
もがく昴だが、ものすごい力で手首を掴まれ、すっかり動きは封じられている。
そうこうするうちにパジャマははだけられ、白い肌が剥きだしになっている。
「いや! 嫌だ! 放せ! 暁斗ーッ!」
「柏は呼んでも来ませんぞ」
昴の体からは全ての布がむしりとられ、古川はその白い肌に舌を這わせてきた。
「いや、いやッ!」
力任せに男を振りほどこうとしても、体に力が入らない。
(どうして!? 力が出ない)
というか、体が動かない!
(指一本、動かせないなんて!?)
「安心して。全て、わたくしに任せて」
「ヤだ。いやぁ」
「素晴らしい体だ」
「嫌、いや。暁斗……」
しかし、古川の責めはなぜか馴染みのある癖がある。
(あぁ。乳首、舐められちゃう)
舌先で軽く舐め、その後甘く歯を立てる仕草。
(え? その後もしかして)
きつく吸い、たっぷりと唾液を絡めて舐めとるやり方。
(暁斗の床癖!?)
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