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そいつの馴染みの店は庶民的。 こちらの行き付けとは様子が違う。 だけど酒の趣味はいい。 「確かか?」 「俺の調べに間違はない」 従兄弟は付き合ってくれた。 そいつが恋した男は、ハンサムで逞しい。 美人の従兄弟には興味のない目を向けていた。 こちらには嫌でも気付く。 美人連れに驚いていた。 思惑通り。

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