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あの子に足の手入れを伝授した。 数日して、同期が怒り心頭でやって来た。 「余計なことを教えるな!」 怒鳴られようが平気だ。 「すべすべな足は嫌いか?」 「俺は……!」 同期が言葉に詰まった。 「……程々ということを知れ」 こいつ、面白い。 あの人が可愛がるのもこれか? だからあかんべぇをしてやった。

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